新築を建てる際に省エネ(エネルギー効率)を意識すると、光熱費の削減だけでなく、快適性・耐久性・資産価値の向上にもつながります。以下に「新築時に気を付けるべき省エネのポイント」を整理して紹介します👇
目次(クリックすると見出しに飛びます)
🏡 1. 断熱性能の強化
◎ なぜ重要?
冷暖房のエネルギーを大幅に減らす最大の要素。快適さにも直結します。
✔ チェックポイント
- 断熱材の性能:UA値(外皮平均熱貫流率)を確認。
→ 国の基準よりワンランク上(例:HEAT20 G2レベル)を目指すと快適。 - 窓の断熱性:
- 樹脂サッシ or 複合サッシ
- トリプルガラス(Low-Eガラス)採用
- 気密性(C値):
- 隙間が少ないほど省エネ。C値=1.0以下が目安。
☀️ 2. 日射のコントロール
✔ 冬は「取り入れる」・夏は「遮る」
- 南向きの窓を大きくして冬の日射取得を確保
- 夏は庇(ひさし)・ルーバー・すだれで直射を防ぐ
- 東西の窓は小さめにし、遮熱ガラスを利用
⚙️ 3. 高効率な設備選び
✔ 省エネ設備の導入例
- エアコン:最新の高効率(APF値が高い)モデルを採用
- 給湯器:エコキュート or ハイブリッド給湯器
- 照明:全室LED化
- 換気システム:熱交換型第1種換気(排気熱を再利用)
🔋 4. 再生可能エネルギーの活用
- 太陽光発電の設置(余剰電力売電 or 自家消費型)
- 蓄電池との組み合わせで停電対策・電気代削減
- V2H(EVから家へ電力供給)も検討
🧭 5. 設計段階での工夫
- 建物の方位・形状を考慮(南面を活かす)
- 吹き抜け・高窓で空気の流れをコントロール
- コンパクト設計で無駄な空間を減らす
- 間取りにより冷暖房ゾーンを分ける(ゾーニング)
🧱 6. 住宅性能基準の確認
- ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス):消費<創エネ
- 長期優良住宅:耐久+省エネ+維持管理性
- BELS評価(建築物省エネルギー性能表示制度):星の数で性能を見える化
💡 7. 実際の生活も省エネに
- スマート家電やHEMS(家庭用エネルギー管理システム)で「見える化」
- 家電の待機電力を減らす
- カーテン・ブラインドの使い方も工夫
🔑 まとめ
| 分野 | 重点ポイント |
|---|---|
| 断熱・気密 | 壁・窓・屋根の性能向上 |
| 設備 | 高効率給湯・照明・空調 |
| 設計 | 日射取得と遮蔽、通風設計 |
| 再エネ | 太陽光+蓄電池でエネルギー自給 |
| 評価制度 | ZEH・BELS・長期優良住宅を活用 |
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